2016年11月19日土曜日

村上春樹氏エッセーより④{ちょうどどいい}

【ちょうどいい】

僕はなかなかの歳だけど。自分のことを・おじさん・とは決して呼ばない。

事実的にはおじさんというか、じじいというか、そのあたりなんだけど、
そうは呼ばない、なぜかというと、「私はおじさんだからと」と口にした時点で
人は本物のおじさんになってしまうからだ。

女性の場合も同じで「私なんかもうおばさんだから」といった時に
・・・・たとえ、冗談や謙遜のかたちであったにせよ・・・
その人は本当のおばさんになってしまう。

いったん口に出された言葉には、それくらいの力があります。ほんとに!

僕は人生というものは、年齢相応に生きればいいし、無理して若作りするような
必要はまったくないと考えている。

毎朝、洗面所で顔を洗う、鏡を見て「うーん歳とっちゃったよなー!」と思う、
しかし同時に、「でも実際に歳とってるんだから、まあ、こんなもんだろう」とも思う。
これくらいで、「ちょぅどいいじゃない」 か、と。

僕自身、ハンサムでもなく、音痴だし、天才でもないし、足も長くない
でも僕的には、ちょうどいい。

女性にもてたら、人生が紛糾するだろうし、足が長かったら、飛行機の座席が窮屈
になるだけだし、今あるままの自分でけっこう十分「このへんでちょぅどいいかな」

いずれにせよ
僕にとっては「ちょうどいい」というのが人生のひとつのキーワードになっている。

〔たかやまかついち〕
うーん、村上さんもですか!、でも「ちょうどいい」という思考はいいですね!
人間、年齢は一番気にするところです。
男でも、そうなのだから、女性は、男性の何倍かと思います。
でも、歳相応の美しさというのがあります。
この人若い時よりも、今の方が綺麗だなあ!と思う人がいますね!
もし、高価な特効薬があって、自分だけ、顔も身体も歳とっていなかったら、同窓会に
いった時、気持ち悪がられますよね!
女性が美しいのは、20代ではなく、実は40代、という話しがあります。
人生が楽しいのは60代、特に65歳過ぎると、日本では、高齢者といわれ、いろいろな
特典があります。まず、年金が満額もらえます、また、65歳以上に方には、※※割引
特別支給金とか・・・。
元気で、そこそこの小遣いがあれば、時間も自由が利くし、一番いい時期かも!
私も67歳、割引り恩恵受けています。身体もまあまあ元気です。
これで、もう少し、小遣いが※万円余分にあればと思いますが・・・・
欲をかいたらキリがない、「これくらいでちょうどいいか」

村上さんのエッセーもう2回ほど紹介

つづく





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