2016年12月20日火曜日

村上春樹の「海辺のカフカ」読み始めた

村上春樹の「海辺のカフカ」を図書館より借りた。

上下の二巻となっている。

不思議なストーリーだ!

父と二人暮らしの15歳のカフカ【自称】少年が、家出をするところから、始まる。

物語は、この少年と、別の男・・・60歳過ぎ・・のおじさんの 話しが交互に出てくる

カフカは、父から拝借したお金40万と、必要と思われる身の回りの物を用意し

中野区の家を出る。

そして、本土から離れた土地がいいと、四国を目指し、高松に辿り着く

おじさん「ナカタ」は、自分の事を「ナカタさん」と呼ぶ

このナカタさんは、一人暮らし、字が読めない、書けない、でも、猫と話しができるという

不思議な能力をもっている

中略

ある日、交番に出向く・オマワリさんに、「私ナカタさんは、人を殺しました」と言う

おまわりさんは、変なことをいうおじさんだな・・と取り合わない。メモも取らない

ナカタさんは、オマワリさんに、あさって、空から、魚が降ってきますので、傘を持って

出かけた方がいいと言う。

オマワリさんは、全く相手にしない、

その二日後、空から、大量の鯵が降ってくる

おまわりさんは、驚く。

その二日後、今度は、男性の他殺体が発見される、

〔殺されたのは、カフカのお父さんだった〕

おまわりさんは、青くなる

警察官としてするべき事をしなかった自分の不手際を悔いる、そして隠す。

このナカタさん、トラックに乗せてもらいながら、当てもなく旅にでる

そして、四国の高松に辿りつく。


独特の文章、独特の物語の設定、そんな事ありえない!という話しの設定

引き込まれる。

目が先にいこうとする、でも、村上春樹独特の展開は、行を軽く飛ばして

読んだら、その行の奥に含まれているかも知れない、その先の暗示を見逃し

しまうのでは、と思わせられるので、しっかり読んでいく

しかし、不思議な展開にどんどん、引き込まれる

推理小説ではない、推理小説の事件の真実を解読していく、その経過を

知ろうとする心理とは違う心理で、読み込まされていく。

上巻が終わり、下巻に入った。  続く



0 件のコメント:

コメントを投稿